openVPN設定 №5 – クライアント接続

2018年10月12日

openvpn の構築が完了しましたので、VPNサーバに接続するためにクライアント接続について書きたいと思います。
接続方法は “Windows" 方法です。

1. “openvpn.net" より、クライアントファイルをダウンロードする。
http://openvpn.net/index.php/open-source/downloads.htmlより、"openvpn-2.3.6.zip" をダウンロードします。

2. ダウンロードしたファイルをインストールする。
インストールは規約に同意して頂き、保存先を指定をしてインストールを行います。

3. クライアントを接続するために、configファイル(ovpnファイル)を作成。
テキストエディターソフトを使って作ります。
文字コードは “utf-8" で設定を行う。

[ファイル名]

Client_pass.ovpn

[ファイル内容]

client
dev tun
proto udp
remote 【作成したVPNサーバのipアドレス】 1194
resolv-retry infinite

persist-key
persist-tun

ca ca.crt
cert Client_pass.crt
key Client_pass.key
askpass pass.cfg

key-direction 1
tls-auth ta.key 1

comp-lzo
verb 4

5. 必要な証明書、秘密鍵、共有鍵のパスワードを作成
easy-rsaで製作したファイルをFTPサーバなどを使ってダウンロードする。
また、共有鍵のパスワードをテキストファイルで入力をして保存する。
・ca.crt [サーバ証明書]
・ta.key [TLS-AUTH HMAC 共有鍵]
・Client_pass.crt [クライアント証明書]
・Client_pass.key [クライアント秘密鍵]

pass.cfg

[ファイル内容]

【パスワード入力】【ENTER】

“【】"はキーボードで入力していることを表しています。

6. 実行
・Client_pass.ovpn
・ca.crt
・ta.key
・Client_pass.crt
・Client_pass.key
の5つのファイルをPC内に保存する。
自分の場合は、"c:¥openvpn" 内に保存しました。

コマンドプロンプト 起動

cd c:¥ 【ENTER】
cd openvpn 【ENTER】
openvpn.exe --config Client_pass.ovpn 【ENTER】

以下の実行結果が確認がされた場合は、接続が
[実行結果]

Initialization Sequence Completed

【参考文献】
レンタルサーバ・自宅サーバの設定。構築のヒント さん – OpenVPN を使って仮想LAN接続してみる