ラズパイ3B+ とさくらのVPS かつ ds-lite(IPv4 over IPv6ルータ) -現状報告-

2019年12月9日2021年9月23日

2019年11月28日まで使用してみて、自分なりの報告を書きたいと思います。

【お願い】
以下の内容について、『これが正しい』ということではありません。
訂正する場合もありますので、よろしくお願いします。

1. OS “NOOBS" を使ってみて

“ラズパイ" と “VPS" の接続について、今まで投稿をしてきました。
現状でも接続は出来ると思われますが、色々と調べてみると・・・問題点が判明しました。

それは “インターフェースの設定" です。
投稿では “/etc/network/interface" でインターフェースの設定をしていましたが、本当は “dhcpcd.conf" で設定だそうです。
(引用先リンク：きなこのブログさん -Raspbian Stretchでネットワーク設定-)
ﾎﾞｿ）本当知らなかった。。。

それで、"dhcpd.conf" の方で設定をしたのですが・・・また問題点が発生しました。
各インターフェース側で “MTU" の値がどうやって変更して良いのか分からなかったからです。
インターネットで色々と調べてみたのですが、どうしても見つからなかったです。
ﾎﾞｿ）自分の検索の仕方が下手だったかも。。。

それで、OSを変更することしました。
ラズパイは、公式では “Debian系" になるのですが、非公式で “RedHat系" の “CentOS7" が使えることを知りました。
最初は、思うように設定が出来なかったのですが、何とか “CentOS7" で起動することが出来ました。

2. OS “CentOS7" を使ってみて

設定についてはほぼ同じになります。

2.1 “MTU" について

2.1.1 MTU：1452byte

“ラズパイ" と “VPSサーバ" をトンネリング接続した場合、MTUは “1452" byte に自動的に設定がされます。
そのため、内部側のネットワークのMTUも “1452" byte にしてあります。
最初の頃は “1452" – “28" = “1424" byte 設定していますと、過去の投稿で書いていましたが、"1452″ byte で良いのではないかと・・・最近思いつつあります。
※このことについても別の投稿で書きたいと思います。

2.1.2 MTU：1460byte

外部インターフェース(インターネット上) を MTU “1500" にして、トンネリング接続で MTU “1460" byte で出来ることをしりました。
その理由については『DS-LiteのMTUは、1500 (IPv6のMTU) – 40 (IPv6ヘッダサイズ) = 1460 になるかと思いきや、標準ではencapsulation limitとして8バイトが必要となるため、MTUは1452となるらしいです。』
(引用先リンク：@vipper36 さん -IPoEでmtuを1500に出来ないときの解決法 (付・IPv6トンネルのmtuを1460にする方法)-)
この方法より、MTU “1460" byte で設定することが出来ました。

2.1.3 2つの接続について

この2つの接続で切り替えながりになりますが、"MUNIN" というソフトを使って、通信のモニターと “ifconfig" (最近は “ip -s link show" コマンドが主なのかな(汗)) でエラーが起きているのか確認をしていました。
両接続とも、"errors","dropped","carrier" のカウントあることが判明しました。
24時間以内に “errors" または “dropped" が 3回～6回ぐらいカウントがある。また、"carrier" のカウントが発生したのは “speedtest" で通信速度を計ったときでした。
特に MTU “1460" byte の場合では、カウントの数が多かったことと、激しい通信になるとトンネリング接続が切断されることも判明しました。

Apex Legends -ハロウィンイベント- MTU “1460" byteで設定した場合