Raspberry Pi 4 と さくらのVPS かつ ds-lite(IPv4 over IPv6ルータ) の構築 – JPNEのIPv6 編 – 一応出来たでいいのかなぁ。。。(2)-現状報告-
Raspberry Pi 4 と さくらのVPS かつ ds-lite(IPv4 over IPv6ルータ) の構築 – JPNEのIPv6 編 – 一応出来たでいいのかなぁ。。。(1) の続きになります。
構築をしてから半月ぐらい経とうとしています。
現状報告をしたいと思います。
1.ds-liteの接続状態について
1.1 通信エラー
【図2 Raspberry Pi 4 eth0 errorグラフ】
”MUNIN” というソフトを使って、通信のモニターと “ifconfig” (最近は “ip -s link show” コマンドが主なのかな(汗)) で確認をしているのですが、1日に2~3回ぐらいの"error" または “drop" のカウントが起きなくなりました。
(本当にたまにですが、カウントが起きるときもあります。)
“Raspberry Pi 4" では ギガのネットワークインターフェースに切り替わったので、そのことが関係しているのかなと思います。
1.2 MTU 1460byte について
“Raspberry Pi 3B+" で “MTU 1460byte" で設定をすると、通信エラーのカウントが多く発生しまう、また、通信の負荷が大きい場合、ds-liteの接続が切断しまうことがありました。
“Raspberry Pi 4" にしてから “MTU 1460byte" で設定をしていますが、通信エラー,通信負荷でも問題なく通信が行えています。
現在、"Raspberry Pi 4″ , “さくらVPSサーバ(1G)" の “ds-lite確立" ,"内部通信" の “MTU 1460byte" に設定しています。また、外部通信の場合は “MTU 1500byte" で設定しています。
1.3 pingの測定結果
“Raspberry Pi 4" から “pingコマンド" を送った場合の値をグラフにしてみました。
“ipv4" と “ipv6" の場合が以下の通りになります。
[ipv4]
【図3 ds-lite(IPv4 over IPv6ルータ)の通信の流れ】
【橙色:ipv6通信の流れ 黄色:ds-lite 青色:ipv4通信の流れ ピンク色:さくらVPSのローカルネット】
[図4 “Raspberry Pi 4" ⇒ “さくらVPSサーバ(1G)の内部側のIPv4アドレス"]
[図5 “Raspberry Pi 4" ⇒ “さくらVPSサーバ(1G)" ⇒ “さくらVPSのローカルネット" ⇒ “さくらVPSサーバ(2G)の内部側のIPv4アドレス"]
[図6 “Raspberry Pi 4" ⇒ “さくらVPSサーバ(1G)の外部側のIPv4アドレス"]
[図7 “Raspberry Pi 4" ⇒ “さくらVPSサーバ(1G)" ⇒ “さくらVPSのローカルネット" ⇒ “さくらVPSサーバ(2G)の外部側のIPv4アドレス"]
[ipv6]
【図8 IPv6の通信の流れ】
【橙色:ipv6通信の流れ 青色:ipv4通信の流れ ピンク色:さくらVPSのローカルネット】
[図9 “Raspberry Pi 4" ⇒ “さくらVPSサーバ(1G)の外部側のIPv6アドレス"]
[図10 “Raspberry Pi 4" ⇒ “さくらVPSサーバ(2G)の外部側のIPv6アドレス"]
最近になってから、"IPv4″ と “IPv6″ の ping値の値が1桁から2桁に変わってしまいました(泣)
推測ですが、JPNEさんからの制限なのか・・・、または、"IPv6" の利用する方々が増えてきたのかなぁ・・・
色々と考えられます。でも、ds-lite通信でipv4のping値は9~13なので良い方ではないかと思います。
1.4 速度
Radish Network Speed Testing
speedtest.net
上下速度とも85Mbps以内になります。※1
※1 さくらVPSサーバの仕様で上下速度100Mbpsになります。
2.その他
2.1 firewalld について
今回の設定では関係の無い話になりますが、自分はds-liteを使用してPS4でオンラインゲームしています。
Playstation または ゲームメーカー のポート指定があります。
ポート開放をあまりしたくないのですが、通信状況によっては開放した方が良い時もあります。
必要に応じてポートの開閉してみてください。※2
※2 特定のポートを不必要になった場合は直ぐに閉じましょう!
2.2 “Raspberry Pi 4" OS再インストール
CentOS に限らず、他のOSをインストールした場合に ipv6アドレス がほぼ変わります。
ds-liteの設定する場合には必ず注意をして下さい。
ボソ)もしかすると・・・pingの値も1桁になるかも。。。推測です。。。
以上、現状報告になります。
また、何かあれば書きたいと思います。
【使用サービス情報】
Radish Network Speed Testing さん
Speedtest by Ookla さん – The Global Broadband Speed Test
【フリー素材】
Digipot さん
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