LInux : USB-FDドライブ フォーマットの仕方
最近、FDドライブを使用することは、ほとんどありませんが・・・
仕事先で、ブラザーの刺繍ミシンにFDを使用しなければいけなくなり、FDのことについて調べてみました。
また、目的も少しあったので、そのことについても書いてみました。
【目的】
・Linuxを使ってFDをフォーマットする。
⇒最近のwindows7以降では、FDドライブが使用出来ないとお聞きしたので・・・(仕事先から)
Linuxで挑戦することにしました。
・USB対応のFDドライブを使用する。
⇒最近のPCはFDドライブは内蔵されていないので、USB対応のFDドライブを使用します。
・フォーマットを2HDから2DDに変換する。
【前提条件】
※1 PCにLinuxのOSがインストールしていることを前提とします。
※2 USB対応のFDドライブを使用することを前提とします。
※3 スーパーユーザーで作業することを前提とします。
【ufiformat インストール 設定方法】
1."RPM pbone.net" から ufiformat をインストールします。
http://rpm.pbone.net/index.php3/stat/45/idpl/27046277/numer/8/nazwa/floppy
指定のOSをインストールしてください。
私は、"centOS6 32bit" を使っていますので、下記のコマンド入力します。
[user@localhost] rpm -ivh http://vega.sra-tohoku.co.jp/~kabe/vsd/rpm/ufiformat/ufiformat-0.9.8-1.el5.i386.rpm
エラーが発生しなければ完了となります。
【フォーマットの設定方法】
1.FDにテープを張る。
2HD対応ディスクを使用しますが、このままドライブにディスクを差し込むと、2HDに認識してしまいます。
2DDとして認識するためには、ディスク自体にある穴の1つを塞ぎます。

2.FDドライブにFDを差し込みます。
3.FDドライブ,FDが認識されているのか確認します。
※FDドライブの確認
[user@localhost] fdisk -l
:
:
"省略"
:
:
ディスク /dev/sdc: 0 MB, 737280 バイト
ヘッド 1, セクタ 2, シリンダ 720
Units = シリンダ数 of 2 * 512 = 1024 バイト
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
ディスク識別子: 0x6f20736b
パーティションテーブルに見えません
おそらく間違ったデバイスを選択しています。
デバイス ブート 始点 終点 ブロック Id システム
/dev/sdc1 ? 389067955 959822770 570754815+ 72 不明
領域 1 は異なった物理/論理開始位置になっています(Linux では無い?):
物理=(357, 116, 40) 論理=(389067954, 0, 1)
領域 1 は異なった物理/論理終点になっています:
物理=(357, 32, 45) 論理=(959822769, 0, 1)
パーティション 1 は、シリンダ境界で終わっていません。
/dev/sdc2 ? 84344762 1052358881 968014120 65 Novell Netware 386
領域 2 は異なった物理/論理開始位置になっています(Linux では無い?):
物理=(288, 115, 43) 論理=(84344761, 0, 1)
領域 2 は異なった物理/論理終点になっています:
物理=(367, 114, 50) 論理=(1052358880, 0, 2)
パーティション 2 は、シリンダ境界で終わっていません。
/dev/sdc3 ? 934940733 1902954829 968014096 79 不明
領域 3 は異なった物理/論理開始位置になっています(Linux では無い?):
物理=(366, 32, 33) 論理=(934940732, 0, 2)
領域 3 は異なった物理/論理終点になっています:
物理=(357, 32, 43) 論理=(1902954828, 0, 1)
パーティション 3 は、シリンダ境界で終わっていません。
/dev/sdc4 ? 1 1818613248 1818613248 d 不明
領域 4 は異なった物理/論理開始位置になっています(Linux では無い?):
物理=(372, 97, 50) 論理=(0, 0, 1)
領域 4 は異なった物理/論理終点になっています:
物理=(0, 10, 0) 論理=(1818613247, 0, 2)
パーティション 4 は、シリンダ境界で終わっていません。
※FDの確認
[user@localhost] ufiformat -i /dev/sdc vendor: MITSUMI product: USB FDD write protect: off media type: 2DD status block size kb formatted 1440 512 720 formattable 1440 512 720
フォーマットは2DDになっていますが、使用しているFDは2HDです。
4.フォーマットを行う。
【物理フォーマット】
2DDのフォーマット
[user@localhost] ufiformat -f 720 /dev/sdg geometry: track=80, head=2, sector=9, block=512 done
2HDのフォーマット
[user@localhost] ufiformat -f 1440 /dev/sdc
※2HD(1.25M), 2HC, 2DD(640K)は不可だそうです。
【論理フォーマット】
DOS形式のフォーマット
[user@localhost] mkfs.vfat -I /dev/sdc mkfs.vfat 3.0.9 (31 Jan 2010)
ext2形式のフォーマット
[user@localhost] mkfs.ext2 /dev/sdc mke2fs 1.41.12 (17-May-2010) /dev/sdc is entire device, not just one partition! Proceed anyway? (y,n) y Filesystem label= OS type: Linux Block size=1024 (log=0) Fragment size=1024 (log=0) Stride=0 blocks, Stripe width=0 blocks 184 inodes, 1440 blocks 72 blocks (5.00%) reserved for the super user First data block=1 Maximum filesystem blocks=1572864 1 block group 8192 blocks per group, 8192 fragments per group 184 inodes per group Writing inode tables: done Writing superblocks and filesystem accounting information: done This filesystem will be automatically checked every 20 mounts or 180 days, whichever comes first. Use tune2fs -c or -i to override.
これで完了です。
【参考文献】
K.Moriyama’s Web さん – External Device
kazmax Linuxで自宅サーバ さん – Linux パーティションにmkfsでファイルシステムを作る
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